株を選択する理由

はじめまして、株を愛する皆さん、こんにちは。最近、店員の冷たい視線にも負けずHUBで長居するようになったmaterialismです。飲みながら仕事をするのはなかなか楽しいものです。


さて、このブログを読まれているということは、株を愛するまでは行かなくても、ある程度の興味を持たれているのだと思います。


株……


どのようなイメージをお持ちでしょうか?


金儲けができる、

一攫千金、

当たればデカイ!


といった感じでしょうか?


確かに、ニュースで取り上げられる株や、偉人たちの立身出世に出て来る株は、何倍にも、時には何十倍にもなりますので、そういうイメージを持たれるのもしょうがないかと思います。また、巷は株で大儲けできると謳う書籍があふれていますしね。


しかしながら、それは株の一側面であって、大部分は地味な話にならざるを得ません。

もし株で一攫千金を目指していらっしゃるなら、これからの私のブログ記事は、少々ご希望から外れたものになります。これは前もって申し上げておきます。


しかしながら、株の特性をよくよく理解し、上手にお付き合いいただきましたら、株ほど資産運営に適したものも無いことも、すぐにご理解いただけると思います。要するに、株では確実なローリスク・ローリターンを目指すべきであります。ここまで同意頂けましたら、続きをお読みください。

 

 

さて、何故、株なのでしょうか?


一攫千金と言えば、カジノ法案など通らなくても、宝クジや競馬など、公営のギャンブルがあり、勝負する場所には事欠かない日本で、わざわざ株取引をする理由は何でしょうか?

 

ここで紹介したいのは以下の式です。


儲けの期待値÷投資した額


これが、1を超えるかどうかが、重要でありまして、1を超えないなら儲けは期待できないので、勝負するべきだはありません。宝クジのように一発逆転を狙う必要がある方は別として、皆様のように株投資でもしようかと考えるほど余裕がある方は確実に上記の式が1を超える案件にのみ手を出すべきであります。

 


例えば、100円投資して、50パーセントの確率で全てを失い、残りの50パーセントの確率で180円になるとしましょう。

 


このとき、以下のように、式は0.9になり、勝負すべきではありません。

 


儲けの期待値÷投資した額=180*50÷100÷100=0.9

 


では、公営のギャンブルはどうでしょうか?

一般に公営のギャンブルでは0.5程度と言われています。

 


それはそうですね。例えば宝クジにしても、販売する職員さんの給料などを支払う必要があり、そのカネは宝クジの代金に反映されている訳です。競馬であれば、馬主さんの取り分もあれば、競馬場の土地代も回収しなくてはなりません。


そんなの、どこのギャンブルでも同じだろう?

という方もいらっしゃるかもしれませんが、投資手法や投資環境にもよりますが、実は株は基本的に1を超えるのです。


その理由を端的に言えば、株は企業が資金調達のために発行しているものだからです。一般大衆を楽しませるための宝クジと、企業の資金調達のための株、


どちらが儲かるか?


賢明な皆様に答えを申し上げるまでもないとは思いますが、その答えをこのブログで綴っていきますので、是非、長いお付き合いをお願いいたします。